COLUMN不動産売却コラム

マンションを高く早く売るには?時期やコツ、注意点まで!

2025.02.05

こんにちは!不動産売買をサポートする八城地建の酒井です。

 

近年、マンション価格の上昇が続いています。

 

マンションの売却を検討されている方にとって、追い風が吹いているこのタイミングで高く売りたいと考えている方もいることでしょう。

 

そこで今回はマンションを高く売るためのポイントについて詳しく解説します。

 

売るべき時期や流れに加え、高く売るためのコツや注意点まで詳しくご説明しますので、マンションの売却を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

マンション

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マンションを高く売るためのタイミングや基本の流れを確認!

近年の不動産市場は、価格上昇が続いています。

 

国土交通省が発表した2024年(令和6年)9月の不動産価格指数によると、2024年第3四半期のマンション価格指数は207.1になっています。

2010年の平均値を100として比較していますので、14年間で2倍以上になっているのがわかるでしょう。

 

北海道地区のマンション価格指数は272.1となっており、全国平均を大きく上回る水準となっています。

 

こういった状況の中、マンションを高く売るためには、適切な売却タイミングの見極めが重要です。

 

また、売却のタイミングに合わせてスムーズに売却活動に入れる準備も必要となるでしょう。

 

マンション売却に適したタイミングとは?

マンションを高値で売却するためには、購入希望者の意欲が高まるタイミングを狙うことも重要です。

売却におすすめのタイミングとして、主に次のような時期が挙げられます。

 

引越しニーズが高まる時期

マンションの場合、転勤シーズンやお子様の入学前に転居を済ませたいという需要があり、2月から3月、8月から9月は、進学や転勤に伴う引越しが増える時期です。

 

引越しに合わせて、マンションの購入を検討する方が多いので、そのタイミングに合わせて売却活動をするのが良いでしょう。

 

マンションの売却には平均して3カ月程度の期間がかかるといわれているので、引越しニーズが高まる3カ月ほど前から、売却活動を開始するのがおすすめです。

 

大規模修繕を終えた後

マンションは多くの場合、12〜15年に一度、大規模な修繕工事が行われます。

修繕工事の完了直後は、建物の外観や設備が改善されるため、購入希望者へのアピールポイントとなります。

 

購入希望者にとっても、購入後、しばらく修繕を考えずに住めるのはメリットになるでしょう。

 

また、マンションは築20年を超えると、一般的に価値が大きく下がるとされています。

築20年を経過したマンションは特に、大規模修繕後のタイミングを上手に活用するのがおすすめです。

 

売却をスムーズに進めるために基本の流れもチェック!

マンションを効率的に売却するためには、以下の流れで進めるのが良いでしょう。

あらかじめ準備しておけば、スムーズに売却を進めることが可能です。

 

  1. 必要書類の準備:売却に必要な書類を事前に確認し用意しておきます
  2. 査定依頼:複数社に査定を依頼し比較することで物件の価値を正確に把握できます
  3. 媒介契約の締結:不動産会社との契約方式を選択します
  4. 売却活動の開始:効果的な広告展開や内覧対応を行います
  5. 売買契約の締結:価格や条件の交渉を経て、契約を結びます
  6. 物件の引き渡し:売買代金の決済と同時に、物件を引き渡します
  7. 確定申告の実施:必要に応じて、譲渡所得の確定申告を行います

 

 

マンションを高く早く売る!そのためのコツを伝授

内覧

マンションを高く早く売るためには適切なタイミングでの売却に加え、売却価格を最大化するためのポイントを押さえることが重要です。

 

マンションを高く売るためのコツは、主に次の5点です。

  • 複数社による査定
  • 信頼できる不動産会社の選定
  • 効果的な媒介契約の選択
  • 価格設定の工夫
  • 内覧対策の実施

 

それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

複数社による査定

売却したい物件の査定額は、実は不動産会社によって大きく異なります。

相場観をつかむためにも複数の不動産会社に査定を依頼するのがおすすめですが、個別に依頼するのでは時間も手間も大幅にかかってしまいます。

 

そこで便利なのが、一括査定サービスです。

一括査定サービスを利用することで、市場の相場観を効率的に把握できます。

 

複数社の査定を比較することで、各社の強みや対応の違いも見えてきます。

 

ただし、あくまでも簡易査定のおおよその金額であり、実際に売れる価格とは異なる可能性が高いということは理解しておきましょう。

 

一括査定については「不動産の一括査定を行うメリットデメリットは?」でも詳しく解説しています。

また、マンション査定の流れやコツについては「マンション売却では査定と依頼先が重要!成功させるコツを解説」でもご紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。

 

信頼できる不動産会社の選定

次のような点を重視して、不動産会社を選びましょう。

  • 査定価格の根拠が明確である
  • マンション売却の実績が豊富である
  • 売りたいマンションの地域・タイプに強い
  • 具体的な販売戦略を提案できる
  • コミュニケーションが円滑である

 

特に、マンションがある地域での取引実績が豊富な不動産会社であることが重要です。

地域の相場観や買い手のニーズなど、地域の情報を熟知している会社は、適正な査定額を判断でき、効果的な販売活動も期待できます。

 

逆に、相場よりも安すぎる・高すぎる査定額を根拠なく提示する会社や、対応が丁寧ではない会社などには注意が必要です。

 

効果的な媒介契約の選択

専任媒介契約または専属専任媒介契約を選択することで、不動産会社の積極的な販売活動が期待できます。

 

不動産の売買においては、一般的に売却の内容を定めた媒介契約を交わします。

媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」があります。

 

一般媒介契約は複数の不動産会社に仲介を依頼できるため、露出が多くなるのがメリットです。

ただし、競合があることよって売却に積極的になってくれる会社もある一方で、確実に仲介手数料を得られないことから消極的になる不動産会社もあることには注意が必要でしょう。

 

一方、専任媒介契約・専属選任媒介契約では、不動産会社は成約までの仲介手数料を確実に得られるため、より熱心な販売活動を行ってくれる可能性が高まります。

 

価格設定の工夫

値引き交渉を見込んだ価格設定にすることで、売主・買主双方にとって満足度の高い取引が可能になります。

希望の売却価格より上乗せした価格から売り出し始めれば、価格交渉の余地を残せます。

 

ただし、相場から大きく外れた価格設定は、購入検討者の関心を失う原因となるため注意が必要です。

市場の動向や近隣物件の成約事例を参考に、適切な価格帯で設定しましょう。

 

内覧対策の実施

内覧時の第一印象は、購入の判断に大きく影響します。

物件の印象を良くするため、以下の点に気を配りましょう。

  • 不要な物の整理・処分
  • 特に水回りの清掃
  • 臭気対策
  • 適度な採光の確保

 

特に水回りがきれいであることはアピールポイントになるので、必要に応じてハウスクリーニングの利用も検討しましょう。

 

また、室内の明るさも重要なポイントです。

カーテンやブラインドの開け方を工夫し、自然光を効果的に取り入れることで、室内をより明るく広く見せられます。

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マンションを高く売るための注意点は?対策とともに確認!

パソコンを操作する女性

高値での売却を目指す場合には、以下の2つの点に注意しましょう。

  • 物件の傷や不具合を隠してはいけない
  • 販売期間が長期化した場合は売り出し方を再検討する

 

それぞれ対策を含めてご説明します。

 

物件の傷や不具合を隠してはいけない

傷や設備の不具合などの瑕疵があると売却価格は下がってしまいますが、隠すことは引き渡し後のトラブルの原因となります。

 

2020年4月の民法改正によって、売買契約の内容と物件の状態に違いがあった場合、売主が買主に対して責任を負う「契約不適合責任」が定められました。

これにより、売買時に説明のない傷や設備の不具合があった場合、買主は売主へ代金減額や損害賠償、契約解除などの請求ができることになります。

 

傷や設備の不具合がある場合は、不動産会社に正直に伝えましょう。

人気のエリアであれば、修繕をすることで相場から離れず高値で売ることができ、修繕費用を賄えることもあるので、まずは相談してみましょう。

 

販売期間が長期化した場合は売り出し方を再検討する

マンションの平均的な売却期間は3カ月程度ということはすでにお話ししましたが、なかなか売れず販売期間が長くなると、不動産情報が掲載されたサイトに長期間にわたって物件が掲載されることになります。

 

長期間、掲載されると物件の新鮮さや魅力を低下させる原因となります。

 

また、あまりに長期間掲載されたままになっていると「売れ残っている」印象が強くなり、「問題がある物件なのかもしれない」と敬遠される恐れもあるでしょう。

 

販売期間が長期化しそうな場合は、適切なタイミングでの価格見直しや売り出し方法の再検討が必要です。

 

まず、価格が市場に合っているかを再検討し、必要であれば調整を行います。

物件の魅力が十分に伝わるよう、写真や広告の内容を改善し、より魅力的に見せる工夫も必要でしょう。

 

また、インターネット広告の強化やSNSの活用、不動産ポータルサイトの掲載方法を見直し、より多くの買い手にアプローチすることも効果的です。

さらにターゲット層を変更することでも、新たな需要を引き出せる可能性はあります。

 

それでも反応が少ない場合は、不動産会社に直接買い取ってもらうことも検討し、売却の選択肢を広げることが大切です。

 

 

マンションを高く売るためには信頼できる不動産会社に相談を

マンションを高値で売却するためには、現在の市場状況を理解し、適切なタイミングで行動を起こすことが重要です。

 

特に、引越しニーズが高まる時期や大規模修繕の後のタイミングを見極めて売却活動を始めるのが効果的です。

 

まずは複数の不動産会社による一括査定を活用し、おおよその価格や相場感を知り、不動産会社を絞ることから始めてみましょう。

 

その上で、マンション売却の実績が豊富で、信頼できる不動産会社へ依頼することがマンションを高く売るために、最も大事なポイントです。

 

札幌市南区、北広島市、恵庭市でマンションの売却を検討されている方は、エリアを熟知した精度の高い不動産売買が特徴の八城地建までお気軽にご相談ください。

 

ご相談は無料で承っています。

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