「田舎の家が売れない」を解決!売る方法や、それでも売れない場合は?
2022.01.30
こんにちは!不動産売買をサポートする八城地建の宮下です。
田舎の家が売れなくて困っているという方はいませんか?
実は、ご家族から相続で受け継いだ田舎の家が売れずに困っているという人は、少なくありません。
田舎では中古住宅を買いたいという人が少なく、なかなか売れないということがよくあります。
そこで今回は、田舎の家が売れにくい理由とともに、売りやすくするための方法を解説します!
田舎の家を売りたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
田舎の家が売れない?!その理由からチェック
なぜ田舎の家は売りにくいのでしょうか?
家が売れない理由についてチェックしてみましょう。
田舎では住宅購入の需要が高くない
田舎では、親子で同居したり親から受け継いだ戸建ての家に住んでいたりする人も多く、購入物件としての需要があまり高くありません。
近年は、田舎への移住を検討される方も増えてきていますが、それでもやはり都会に比べると人口の流入は大きくないと言えるでしょう。
そのため、中古物件の購入はもちろんのこと、賃貸住宅としての需要もあまり高くないのが現状です。
リフォームなどを行い、住宅のグレードが他と比べて高いなど買主にとって大きな利点がない限り、安く販売したとしても購入したり借りたりする人は少ないでしょう。
田舎の物件は古く、老朽化が進んだものも多い
田舎の家は両親や祖父母などが昔から住んでいるということも多く、建物自体の築年数が古いことがよくあります。
中古物件を探しているといえど、できるだけ綺麗な家に住みたいと思っている人が多いため、築年数や外観の希望条件から外されてしまうことも少なくありません。
また、昔からある田舎の家は、1981年に定められた新耐震基準を満たしていないことも。
外観だけでなく安全面の問題からも、田舎の家は売れにくいと言えるでしょう。
安くてもリノベーション費や維持費がかかる
安く購入した物件を、快適に住める状態にリノベーションしたり、安全面の観点から耐震工事をしてから住みたいと思う人も多いでしょう。
さらに、これ以上老朽化させないためにも定期的なメンテナンスや清掃も欠かせません。
そのため、リノベーション費や維持費を考えると新築の家を建てたほうが安くなる場合も多く、安く販売しても購入者にメリットを感じてもらいづらいことも理由の1つです。
物件を扱ってくれる不動産会社が少ない
田舎の物件が売れにくい理由の1つとして、物件を扱ってくれる不動産会社が少ないということも挙げられます。
不動産会社の事業所から、物件までの距離があまりに遠いと売買の活動を行うことが困難です。
不動産会社は、仲介する物件の値段によって利益が変わります。
そのため、売却額が安い物件の場合は積極的な販売活動をしてもらえずに、なかなか売却に至らないというケースもあります。
「田舎の家が売れない」とならないために!売却のコツをご紹介
田舎の家は所有しているだけで維持費や手間がかかるものです。
固定資産税を毎年支払わなければいけませんし、定期的に出向いて清掃や修繕をしなくてはなりませんよね。
「なかなか売れないし、このまま放置してしまってもいいか」と考える人もいるかも知れませんが、それは避けるべきです。
人の出入りがほとんどない空き家は、不審者が侵入したり住みついたりしてしまうケースもあるのです。
また、手入れをまったくせずに放置していると「特定空き家」として行政から指定され、強制的に住宅が解体され、その分の解体費用の請求が発生してしまうことも。
また、土地の固定資産税の特例の適用もなくなり、支払う固定資産税が高くなってしまいます。
さまざまなトラブルを回避するためにも、少しでも家を売却しやすい状態に工夫することが大切です。
では、売れない田舎の家を売る方法について、具体的に見ていきましょう。
リフォーム・リノベーションをして使いやすい物件にする
古い家をリフォームやリノベーションをして、新築同様の綺麗な家にしてから販売する方法です。
具体的には床や壁紙の張り替え、キッチンやトイレの取り換え、外壁・屋根の塗替えなどを行い、雰囲気をガラッと変えます。
流行の間取りや最新の住宅設備を入れて、「古い家」というイメージを消し去ることが大切です。
ただし、最近は買主が購入後に好きなようにリノベーションしたいという需要も多いです。
リフォーム・リノベーションを行うべきかどうかは、不動産会社とも相談し、慎重に考えていきましょう。
家を売却する際のリフォームについては、下記コラムでも詳しくお話しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
家の売却時、売る前にリフォームは不要?主な理由や必要な場合とは
建物を解体して更地にする
お金をかけてリノベーションを行なっても、その費用を回収できるほど高い価格で売却できるという保証はありません。
築年数が古いなど、建物に不安がある場合は、思い切って建物を解体し、更地にして土地を売りに出すのも方法の1つです。
地域や広さによっても異なりますが、木造住宅の解体費用は150万円前後といわれています。
更地にすれば、新築を検討している方からの申し込みも期待できます。
売りに出すときには建物は壊さずに、「建物を壊す場合は売主負担で行う」という条件付きで売りに出す方法もあります。
田舎の家の仲介が得意な不動産会社に依頼する
不動産会社も、それぞれさまざまな得意分野を持っています。
中には、地域密着型で田舎の不動産売却を得意とする不動産会社もあるため、そういった会社に仲介を依頼するのも1つの手です。
家が建っているエリアに特化している不動産会社、リノベーションを得意とする不動産会社があれば、ぜひ相談してみましょう。
ちなみに八城地建は、札幌市の南区・北広島市・恵庭市に特化した地域密着型の不動産会社です。
リフォームまで対応可能ですので、上記エリアで不動産売却のお悩みがあれば、お気軽にご相談くださいね。
なかなか売れない田舎の家の最終手段は?
いろんな方法を試してみたけどそれでも家が売れない、とりあえず手放したい!という場合は、下記の手段も検討してみましょう。
不動産会社に直接買い取ってもらう「不動産買取」
一般の購入者が見つからない場合、「不動産買取」という方法があります。
不動産買取とは、その名の通り不動産会社に物件を買い取ってもらうサービスです。
不動産会社は物件の利用方法に関するさまざまなノウハウを持っているため、個人ではなかなか買い取ってもらえない物件でも買い取ってくれる可能性があります。
売却価格は通常より下がってしまいますが、契約自体はスピーディーに進むことが多く、スムーズに現金化できるというメリットがあります。
不動産の仲介と買取の違いについては、下記コラムも参考にしてみてくださいね。
不動産売却時に知っておきたい、買取と仲介の違いや各メリットとは
自治体やNPO法人・企業に寄付
維持費などを考え、利益が出なくてもいいから手放したいという場合には、自治体やNPO法人、企業などの団体に寄付をするという方法もあります。
自治体や法人にとってメリットがあれば引き受けてくれる可能性もあるので、ホームページなどで確認してから問い合わせてみましょう。
隣人や知り合いに相談
田舎では近隣住民で小さなコミュニティができていることが多くありますよね。
駐車場や店舗を始める場所を探していたり、知り合いの知り合いが家を探していたりする場合もあるため、一度相談してみるのもいいでしょう。
売れない田舎の家は工夫が大事!まずは不動産会社に相談を
田舎の家は老朽化が進んでいたり、そもそも物件としての需要が少なかったりと、なかなか売れにくいのが現状です。
ですが、放置してしまっていると不法侵入や「特定空き家」として指定されてしまうなどさまざまなリスクが発生します。
売れないからといって田舎の家を放置せず、まずは不動産会社に相談してみてくださいね。
しかし、リノベーションを行なったり更地にしたりなど、売れやすくする工夫は可能です。
スムーズに家を売却するためにも、買主が使いやすいように不動産会社とも相談しながら工夫ができると良いですね。
さらに、田舎の家をできるだけ早くどうしても手放したい!という場合は、不動産会社による「不動産買取」という方法もありますので、検討してみてくださいね。
八城地建は、札幌市南区・北広島・恵庭の不動産売却に特化した不動産会社です。
リフォームまで対応可能ですので、「少し不便なところだから売れるか不安」「なかなか家が売れない…」などお悩みがあれば、ぜひ一度お問い合わせください!