COLUMN不動産売却コラム

良い不動産会社の見分け方!まずは大手か地域密着型かで選ぼう

2025.04.10

こんにちは!不動産売買をサポートする八城地建の岩瀬です。

 

不動産の売却を検討されるとき、「どんな不動産会社に依頼すれば良いのだろう」と悩まれる方は多いのではないでしょうか。

 

不動産会社は大手から地域密着型までさまざまあり、その中から自分に合った会社を見つけるのは簡単ではありません。

 

最近では一括査定サイトで査定価格を比較できますが、その多くは買取価格ではなく、仲介で売却する売出価格の査定のため、安易に査定価格だけで不動産会社を選択するというのも非常に判断することが難しいものです。

 

そこで今回は、失敗しない不動産会社の選び方と、良い不動産会社と良くない不動産会社の見分け方について詳しくご紹介します。

 

不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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まずは大手か地域密着型、どちらが良いかを選択!

不動産会社選びで最も重要なのは、会社の規模よりも「物件をどれだけ理解し、適切な売却方法を提案できるか」という点です。

 

とはいえ「大手」と「地域密着型」のどちらにするかという点を考える方は多いのではないでしょうか。

数ある不動産会社から絞るためには、どちらの方向性で行くか考えておくことも重要なポイントです。

 

参考にそれぞれの特徴をご紹介します。

 

大手不動産会社の特徴

大手不動産会社には、以下のような特徴があります。

 

全国的な信頼とブランド力

大手不動産会社は、長年の実績と幅広い認知度によって、一定の信頼を獲得しています。

テレビCMや広告で目にする機会も多く、安心感を持って依頼しやすいのが特徴です。

 

充実した広告力と集客能力

資金力があるため、テレビCMや新聞広告、ウェブサイトなど複数の媒体を活用した幅広い情報発信が可能です。
その結果、多くの人の目に留まりやすく、広範囲からの集客が期待できます。

 

サービスの充実度

大手不動産会社では、契約書類の作成や土地診断、補修保証、ハウスクリーニングなどの付帯サービスが充実していることが多いです。

また、広めの店舗やキッズコーナーが用意されている店舗も多くあるのも特徴です。

 

大手不動産会社が向いている方

上記のような特徴から、大手不動産会社が向いているのは次のような方といえます。

 

  • 全国的な知名度と安心感を重視する方
  • 充実したサービスを求める方
  • 売却を急がず、値下げをせずに適正価格での売却を希望する方

 

地域密着型不動産会社の特徴

一方、地域密着型の不動産会社には次のような特徴があります。

 

地域情報に精通している

地域に密着して長年営業しているため、そのエリアの地価動向や将来性、生活環境の変化など、 細かな背景事情まで把握しています。

買主に対して、単なる物件情報だけでなく、「暮らしのリアル」を踏まえたアドバイスができるのが強みです。

 

地元の見込み客を抱えている可能性が高い

地元住民とのつながりが強く、既に物件を探している求めている見込み客を多数抱えているケースも多いため、広告に出す前から商談に進むことも珍しくありません。

 

柔軟かつスピーディな対応が可能

大手に比べて組織が小さいため意思決定が速く、主の要望に応じた柔軟な販売戦略を立てることができます。

価格設定や販売タイミング、相談への対応など、スピード感をもって進められる点もメリットです。

 

担当者との距離が近く、信頼関係を築きやすい

一人ひとりの担当者が地域に深く関わっているため、継続的に丁寧なサポートを受けやすく、安心して任せられます。
小回りの利いた対応により、細かな要望にも真摯に応えてもらえるでしょう。

 

地域密着型不動産会社が向いている人

地域密着型不動産会社は、次のような点を重視する方に向いているといえるでしょう。

 

  • 地域の特性を生かした販売戦略を重視する方
  • 地元の買主に売却したい方
  • スピーディかつ柔軟に対応してもらいたい方
  • 担当者と信頼関係を築きながら進めたい方

 

 

良い不動産会社と良くない不動産会社の見分け方

不動産会社 担当者

不動産の売却を成功させるポイントは良い不動産会社を選ぶことです。

 

ここからは良い不動産会社と良くない不動産会社の見分け方に加えて、査定時に良い不動産会社を見極める方法についてもお伝えします。

 

良い不動産会社の特徴

まずは、良い不動産会社の特徴を見ていきましょう。

 

売却実績が豊富である

良い不動産会社は、特に売りたい不動産と同種の物件についての売却実績が豊富です。

実績が豊富な会社は、売却のノウハウを蓄積しており、効果的な販売戦略を立てられます。

 

エリアに精通している

良い不動産会社は、売却する物件のエリアについて詳しく知っています。

地域の相場感や特徴、魅力などを的確に把握し、買主に対して効果的にアピールできます。

また、地域の変化や開発計画なども把握しているため、将来性も含めた提案が可能です。

 

対応が迅速かつ丁寧

良い不動産会社の担当者は、連絡や問い合わせに対して迅速に返答します。

また、売主の質問や不安にも丁寧に答え、必要な情報をわかりやすく提供してくれるでしょう。

わからないことがあっても、すぐに確認して回答してくれる姿勢も信頼感につながります。

 

インターネット広告に力を入れている

近年の不動産売却では、インターネット広告が集客の重要な手段となっています。

良い不動産会社は、不動産ポータルサイトへの掲載や自社サイトでの情報発信に力を入れています。

物件の良さが伝わる写真や詳細な情報を掲載し、効果的な集客を行っています。

 

誠実で透明性のある説明をしてくれる

信頼できる不動産会社は、物件の評価や価格設定、契約内容、仲介手数料などについて、曖昧にせず明確かつ誠実に説明してくれます。
不利な情報も隠さず伝え、納得のいく形で進めてくれる姿勢は、安心して任せられる重要なポイントです。

 

良くない不動産会社の特徴

良くない不動産会社の特徴も見ていきましょう。

 

「囲い込み」をしている

「囲い込み」とは、売主から預かった物件を自社の顧客にのみ案内し、他社からの問い合わせを断ることで「両手仲介」(売主と買主の両方の仲介を行うこと)を目指す行為です。

このような会社は、売主の利益よりも自社の利益を優先する傾向があります。

 

連絡や報告が遅い・少ない

良くない不動産会社は、連絡や報告が遅かったり不十分だったりします。

売却状況や内見の反応などの報告が少ないと、不安に感じることもあるでしょう。

専任媒介契約を結んだ場合は定期的な報告が義務付けられていますので、それが守られているかどうかもチェックポイントです。

 

免許番号の更新回数が少ない

不動産会社の免許番号は「国土交通大臣免許(10)第○○号」や「○県知事(3)第○号」のような表記で示され、括弧内の数字が5年ごとの免許の更新回数を表します。

数字が少ない会社が必ずしも悪いわけではありませんが、経験や実績が少ない可能性があります。

 

行政処分を受けている

不動産会社が過去に行政処分を受けていないかは、国や自治体のホームページで確認できます。

虚偽の説明などで処分を受けた会社は、信頼性に欠ける可能性があります。

 

査定の段階での見極めポイントもチェック!

不動産会社の良し悪しは査定依頼の段階からも見極める必要があります。

査定を依頼し、訪問査定を受ける過程で、次のような点をチェックしておくと良いでしょう。

 

予約時の対応や現地での態度

電話やメールでの査定依頼から、どのように対応してくれるかが重要です。

丁寧な受け答えや約束時間の厳守、身だしなみの良さなども、会社の質を表す指標となります。

 

極端な査定額

良くない不動産会社の中には、あえて相場よりも高い査定額を提示し、契約を取りにくる会社があります。

実際には売れる見込みがない価格で売り出し、徐々に値下げしていく手法です。

これは非常に重要な見極めのポイントです。

 

高額な査定額には必ず根拠を確認するとともに、複数の会社に査定を依頼して自身でも相場を把握しましょう。

 

不動産の価格設定は売却において非常に重要です。

適正な価格設定の方法については「不動産価格の決め方とは?適正価格を設定する流れやコツを紹介」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

物件調査の丁寧さ

訪問査定時に、どれだけ丁寧に物件を調査するかもポイントです。

面積や間取り、設備の状態などを詳細に確認する会社は信頼できます。

 

査定額の明確な根拠

良い不動産会社は査定額を提示する際、具体的な根拠を示してくれます。

周辺の類似物件の取引事例や、物件の特性を踏まえた丁寧な説明があり、納得感のある価格設定をしてくれるかどうかも大変重要です。

 

家の査定についての詳しい内容は「家の査定前に知っておくべき注意点!準備と依頼のポイントを解説」でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてくださいね。

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不動産会社の担当者の見極め方もチェック

不動産会社 担当者

不動産の売却は、会社選びと同時に担当者選びも重要です。

良い会社でも担当者によって対応の質に差が出ることもあります。

 

長期間にわたる売却活動をともに進めていくパートナーとして、信頼できる担当者を選びましょう。

 

 

良い担当者の見極め方

良い担当者を見極めるのに必要なポイントをご紹介します。

 

コミュニケーション能力が高い

良い担当者は、売主の話をよく聞き要望や懸念事項を理解しようとします。

専門知識を分かりやすく説明し、主が納得できるように丁寧にコミュニケーションを取れるのも良い担当者のポイントです。

 

情報提供が豊富

良い担当者は、物件の相場感や売却にかかる諸費用、税金のことなど、必要な情報を積極的に提供します。

不利な情報でも隠さず、リスクも含めて誠実に伝えてくれるでしょう。

 

提案力がある

物件の特性や主の希望を踏まえ、効果的な売却方法を提案できる担当者は貴重です。

エリアや買い主の特性によって異なる販売戦略を立てられる担当者は、頼もしい味方になるでしょう。

経験と専門知識が豊富

宅地建物取引士の資格を持ち、不動産取引の経験が豊富な担当者は安心感があります。

税金や法律に関する知識も豊富で、トラブルを未然に防ぐアドバイスができます。

 

誠実さと熱意がある

何より大切なのは担当者の誠実さと熱意です。

売主の立場に立って考え、最良の結果を出そうと誠意を持って対応してくれる担当者は信頼できます。

 

 

担当者との相性も重要!

担当者選びでは、知識や経験だけでなく「相性」も重要な要素です。

不動産売却は数カ月から半年以上かかることもあり、その間頻繁にコミュニケーションを取ることになります。

 

そのため、話しやすさや価値観の共有など、相性の良い担当者を選ぶことで、スムーズな売却活動が期待できます。

 

最初に対応した担当者と相性が合わないと感じた場合は、会社に担当者の変更を依頼することも検討しましょう。

多くの不動産会社は、主の希望があれば担当者の変更に応じてくれます。

 

 

良い不動産会社を選んで不動産売却を成功につなげる!

不動産売却において適切な不動産会社と担当者選びは、成功への第一歩です。

 

大手と地域密着型それぞれの特徴を理解し、ご自身の希望や物件の特性に合わせて選ぶことが重要です。

 

良い不動産会社は、豊富な実績とエリアへの精通度、迅速で丁寧な対応、根拠のある査定額の提示など、多くの特徴を備えています。

 

一方で、極端に高い査定額を提示したり「囲い込み」を行ったりする会社には注意が必要です。

また、担当者の知識や経験、コミュニケーション能力、提案力なども重要な選択ポイントとなるでしょう。

 

不動産売却は大きな取引です。

最適な不動産会社と担当者を見つけることがスムーズな売却活動を実現する鍵となるでしょう。

 

札幌市南区、北広島市、恵庭市で不動産の売却を検討されている方は、八城地建までお気軽にご相談ください。

ご相談は無料で承っています。

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